Game Makerで、特徴となる概念は二つあります。 一つはリソース指向、 もう一つはイベントドリブンです。
1.リソース指向
Game Makerでは、絵やキャラクター、マップや音などを、 全て「リソース(素材)」として扱います。 ゲームは全て「リソース」の組み合わせで表現できると考えるのが、リソース指向です。
2.イベントドリブン
Game Makerでは、イベントドリブン(イベント駆動型プログラミング)という仕組みを採用しています。
イベントとは、ゲーム内で起こるさまざまな「出来事」のことです。 例)ボール同士が衝突する
ステージ上に設置された物体は、 ユーザの操作や状態の変化などのイベントを感知します。 その後、イベントに応じた「アクション(動作)」を実行することが出来ます。 例)ボール同士が衝突したら、お互いに跳ね返る
このような仕組みを、イベントドリブンと呼びます。
3.リソースとイベントでゲームをくみ上げるGame Makerではおおよそ以下の手順でゲームを作成します。
1.リソースを作成する 2.リソースに感知するイベントを設定する 3.イベントに対して実行するアクションを設定する
以上の設定を行うと、 ステージ上に配置されたリソース同士は、 イベントを引き金にして、設定された協調動作を自動的に行います。
このような仕組みを持つことで、 Game Makerではシンプルかつ柔軟にプログラムを記述することができます。
|